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中小のアパレルブランドがある意味

中小のアパレルブランドがある意味

今日は一つの素朴な疑問について考えてみます。

 

なぜ世の中にはこんなにたくさんのアパレルブランドが必要なのか?

 

です。

 

 

今や皆が同じ服を着ることがなりました。

趣味志向は多様化していて、一言でいえば

好きか嫌いかの世界です。

 

 

そんな中でマスマーケティングを中小アパレルが

やる意味がよく分からない、

と私は思っています。

 

 

つまり、たくさんの人に向けて最大公約数的な服を

作ることは中小アパレルの役割ではない、と思って

いるのです。

 

 

そうした多くの人の心をつかむ企画であったり、PR

は大手アパレルの役割であり、実際にそれが行われて

います。

 

 

ユニクロにしてもZARAにしても、中小アパレルより

あらゆる面で最先端です。今やそうした企業でなれば

トップレベルにはなれません。 

 

 

ではそれ以外の中小アパレルは不要なのか?といえば

そうではなく、役割が違うのだと思っています。今まで

は大中小皆が同じような方程式で事業をしていました。

 

 

それが、中小は違うやり方に変えていく必要が出てきた

ということです。その役割とは、最大公約数を追うのではなく、

多様化した趣味志向の1点に向けて最適な提案をすることです。

 

 

1万人に1人支持されればいい、くらいのイメージです。

 

 

だからこそ、地道な発信や手数は必要だし、顧客となる人

の理解はこの上なく重要です。スタート時点で顧客を想定

しないブランドは上手くいきません。

 

 

また、よく思うのですが、これからアパレルをやりたい人は、

農産物の販売から学ぶと良いです。トレーサビリティや地産地消、

安全性や環境配慮など、アパレルより進んでいます。

 

 

中小アパレルブランドはそんな風に、顔が見え、ローカルに

支持され、持続可能で無理のない生産を自分たちの顧客に

だけ販売する。これが今の最適解のような気がしています。

 

 

そうした活動が皆ができるのであれば、たくさんの中小アパレル

ブランドがあっても無理のない事業ができるのではないか、

そんな風に考えています。

 

 

だからこそ、一人でも多く、そうした志向をする人の

服作り支援をしていきます。

 

 

谷健㈱

谷 佳津臣

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