お客様と共に作り上げる
商品企画
始まりは飛び込み営業から。
他例にもれずとりあえず話は聞きますというスタートでした。
お客様と当社担当がお互いオープンに話し合うことができたことで、徐々に目指す商品の形が見えてきた。
不慣れな分野、リスクのある商品など課題は様々あったが、どのように乗り越えていったかを担当者を交え少し具体的に紹介します。
当社企画生産事業部
カタログなどを発行している通販会社様への飛び込み営業でこの企画はスタートしました。
カタログ等は見ていたので、当社なりに掲載されている商品の傾向は分析しており、ある程度商品のイメージは持って、提案されているであろう他社とは差別化して提案しようという思いで御伺いしました。
通販会社という形態に関しては当社としては初めてのアプローチになりました。
そのため進め方や業界凡例等わからないことは素直にオープンにお聞きさせていただきました。
幸い先方担当者様もオープンにお答えいただけたことで、学びつつ商品の企画提案へと進めることができました。
お話を伺っている中で、ベーシックなものや商品ありきの提案が多いというお話がありました。
チャレンジ商品やちょっと手間のかかる商品というものは、確かに少し手を出しづらい部分ではあります。
ただ当社としては、お客様に売り上げを伸ばしていただくことを考えると、そこの部分は必要であると感じました。
そこで、お客様と二人三脚で協力し合い、極力「NO」とは言わずに多少の無理も聞いてもらうという相互協力の形で、商品企画を進めました。
商品がまずあるのではなく、ストーリーのある商品づくりを共に行ったことで、紙面でのキャッチコピーやお客様の社内プレゼンにも生かすことができました。
チャレンジ商品ということもあり、初期予定数は少なめでした。
ただ結果として他と差別化ができたのか、予定数分は完売し、追加でご注文を頂き生産が続いている状態まで持っていくことができました。
今回のプロジェクトの成功のカギとしては、お客様と当社で協力し合えた部分だと思います。
どちらかからの一方的な進め方ではなく、双方から企画できたことで、チャレンジすることができたものだと感じております。
もちろん商品企画を当社すべてお任せいただくという形も大変ありがたいことですが、2人3脚で商品を開発することで、お互いにステップアップでき、身に残るものが有るということを感じました。
いくつか制約がある中で企画を進めなければならなかったこともあり、お互い信頼が築けなかったらまとまっていなかった話だと思います。その意味で最初から比較的オープンに話せたことは大きかったかと思います。どちらかというとメインにはなりにくい商材でありながら、予定数クリアの追加生産という結果が出せたことは非常に良かったと思います。